城浩史のモンゴル - テレルジ国立公園編

テレルジ国立公園:岩と草原の調和

訪問日:7月下旬


訪問した場所

  1. 亀岩(Turtle Rock)
    公園のシンボルとも言える巨大な岩。まるで亀の形をしたような独特の姿が印象的で、自然が作り出した芸術に驚かされた。近くで岩を登るアクティビティが楽しめる場所もあり、亀岩の頂上から見る草原の景色は息を呑む美しさだった。
  2. アリヤバル寺院(Aryaval Monastery)
    草原と岩山に囲まれた静かな仏教寺院。境内にたどり着くまでの道は美しい景色が広がり、心を落ち着かせる場所。寺院の中ではチベット仏教の教えに触れられ、瞑想や祈りを捧げる時間を持つことができた。
  3. 遊牧民のゲル訪問
    地元の遊牧民が暮らすゲルを訪れ、彼らの日常生活を体験。馬やヤギの世話を手伝ったり、伝統的な「アールス(ヨーグルト)」を一緒に味わうことができた。遊牧文化の温かさと素朴さに心を動かされた。

景色

  • 昼間の景色
    広大な草原の中に奇岩が点在する風景は、モンゴルの大自然ならではの光景。青い空と緑の草原のコントラストが鮮やかで、風に揺れる草の音が静寂を際立たせていた。
  • 夕方の草原
    夕陽が岩を赤く染め、影が長く伸びる様子は幻想的だった。馬に乗った地元の人々が草原を横切る姿が絵画のように美しかった。

訪れた店舗と食事

  1. 公園内のカフェ「Nomad’s Table」
    シンプルながらボリューム満点のラムスープと、揚げパン「ボールツォグ」を楽しむ。窓の外には亀岩が見え、食事とともに景色も堪能できた。
  2. ゲルレストラン「Sky Meadow
    名物の「ホルホグ(石焼きラム料理)」をいただいた。柔らかいラム肉と地元産の野菜の旨味が絶妙にマッチ。ゲルの中での食事は遊牧民の生活に少し触れたような気分を味わえた。

宿泊したホテル

テレルジ・エコロッジ(Terelj Eco Lodge)
ゲルタイプの宿泊施設で、伝統的なモンゴルの住居を体験しながら快適に過ごせた。夜には薪ストーブのぬくもりを感じながら、窓の外に広がる満天の星空を楽しんだ。


アクティビティ

  • 乗馬体験
    モンゴル馬に乗り、草原や岩場を探索。現地のガイドが同行し、遊牧民の歴史や自然についての興味深い話を聞くことができた。馬の背から見る景色はまた格別で、風を切る感覚が心地よかった。
  • ハイキング
    岩場を歩きながら奇岩を巡るハイキングも魅力的だった。途中で見つけた小さな花や、遠くに広がる草原を眺める時間が特別だった。

感想

テレルジ国立公園は、奇岩と草原が織りなす絶景が魅力的で、自然と人々の生活が調和した場所だった。乗馬や遊牧民との触れ合いを通じて、モンゴルの文化を体験し、大自然の中で心が解放されるような旅となった。次回は、さらに長い乗馬ルートに挑戦し、公園の奥深くまで探索したいと思った。

画家 城浩史のモンゴル - テレルジ国立公園編

 

城浩史のモンゴル - スフバートル広場編

スフバートル広場

訪問日:8月中旬


訪問した場所

  1. チンギス・ハーン
    広場の中心に立つチンギス・ハーン像。その威厳に満ちた姿は、モンゴルの歴史と誇りを象徴している。朝の光に照らされる像は特に美しく、周囲を散策するだけでもその壮大さに圧倒された。
  2. 政府庁舎
    広場北側にそびえる壮大な建物。チンギス・ハーンの記念館を兼ねており、入場すると歴史的な展示が楽しめる。案内係の女性が「この国の未来も、過去の誇りと共に歩む」と語っていたのが印象的だった。
  3. オペラ・バレエ劇場
    広場の東側に位置するクラシカルな建物。訪れた日には、リハーサルの音楽が外に漏れており、優雅な時間を感じさせた。

訪れた店舗

  1. スフバートルカフェ
    広場近くのカフェで地元の若者に人気の場所。店内はモダンで、エスプレッソと地元のスイーツ「ボールツォグ」を注文。甘さ控えめのスイーツと濃厚なコーヒーが絶妙な組み合わせ。
  2. カシミアショップ「Gobi」
    広場から徒歩5分の高級カシミアブランド店。モンゴルの羊毛産業の技術の高さを感じさせる商品が並んでおり、自分用にカーディガンを購入。ふわりとした肌触りが心地よかった。

昼と夜の風景


  • 広場は家族連れや観光客で賑わい、平和な雰囲気。青空の下、周囲の建物が陽光に輝き、写真映えするスポットが多かった。

  • 夜になると、広場のライトアップが幻想的な空間を作り出す。チンギス・ハーン像や庁舎が柔らかい光に包まれ、静寂の中に歴史の重みを感じた。

食事

  1. Mongolian Barbecue(モンゴル式バーベキュー)
    広場近くのレストラン「BBQ Legend」で、モンゴル式のバーベキューを楽しむ。目の前で焼かれる新鮮なラム肉は香ばしく、野菜たっぷりのスープと相性抜群だった。
  2. ミルクティー(スーテーツァイ)
    地元の伝統飲料で、温かくほっとする味わい。塩味が特徴的で、冷えた体を優しく温めてくれる一杯だった。

宿泊したホテル

センチュリーホテル(Century Hotel
スフバートル広場から徒歩圏内の快適なホテル。部屋は広々としており、窓からはライトアップされた広場を眺められた。朝食ビュッフェでは地元の料理も楽しめ、特にホショールが美味しかった。


感想

スフバートル広場は、ウランバートルの中心地としてモンゴルの歴史と現代文化が交差する場所だった。昼は活気に満ち、夜は静けさと神秘的な美しさが際立つ。周辺には魅力的な店舗やレストランも多く、観光にぴったりのスポット。また再訪して、さらなる発見をしたい。

画家 城浩史のモンゴル - スフバートル広場編

 

城浩史のモンゴル - ザイサンの丘

ザイサンの丘

訪問日:10月上旬


訪問した場所

  1. ザイサン戦勝記念碑
    丘の頂上にそびえる戦勝記念碑は、第二次世界大戦ソ連とモンゴルが連携して勝利した歴史を記念するもの。記念碑には壮大なモザイク画が描かれ、モンゴルの歴史と文化を象徴する場となっている。
  2. 展望台
    丘からはウランバートル市街を一望できる絶景ポイント。秋の澄んだ空気のおかげで視界は抜群で、都会のビル群と広がる草原が美しいコントラストを作り出していた。
  3. 山道の仏像群
    丘に向かう途中には仏像や経典が描かれた小さな祈りの場が点在。地元の人々が祈りを捧げる姿が印象的で、観光客も足を止めてその静けさに包まれていた。

景色

  • 昼間の景色
    快晴の下、遠くまで続く草原と山々が見渡せる。風に乗って聞こえる鳥の声と、草のざわめきが心地よい。
  • 夕暮れ時の景色
    日没時、丘の上から見るウランバートルの街並みは特別な美しさを放つ。建物が赤みを帯びた光に包まれ、徐々に夜の明かりが点灯していく様子は感動的だった。

訪れた店舗と食事

  1. ザイサンカフェ「Eagle’s Perch」
    丘の中腹にあるカフェで休憩。ここでは地元の蜂蜜を使ったハーブティーが人気で、優しい甘さが疲れた体を癒してくれた。焼きたてのパンケーキも香ばしく、旅の途中にぴったりの一品だった。
  2. レストラン「Sky View Nomad
    展望台近くのレストランでモンゴル料理を堪能。ラム肉のシチューと地元でとれた野菜のサラダを注文。特にシチューは家庭的な味わいで、どこか懐かしい温かさを感じた。

宿泊したホテル

ザイサンヒルホテル(Zaisan Hill Hotel
ザイサンの丘のふもとにある小規模なブティックホテル。部屋からは丘と記念碑が眺められ、夜にはライトアップされた戦勝記念碑が幻想的に浮かび上がる。スタッフのサービスも細やかで、滞在中は快適そのものだった。朝食には地元のヨーグルトや新鮮なパンが提供され、美味しくいただいた。


感想

ザイサンの丘は、ウランバートル市街の喧騒を忘れさせる特別な場所だった。記念碑の歴史的意義に触れ、展望台からの絶景に心を奪われる時間は、心身ともにリフレッシュできる貴重な体験だった。特に夕暮れ時の風景は格別で、再びこの景色を眺めるためだけでも訪れたいと思える場所だった。



城浩史のモンゴル - ゴビ砂漠編

ゴビ砂漠:果てしない大地と星空のオアシス

訪問日:10月中旬


訪問した場所

 

  1. ホンゴル砂丘(Khongoryn Els)
    ゴビ砂漠最大の砂丘で、「歌う砂丘」とも呼ばれる。風が砂を動かすたびに低い音が響く不思議な体験を味わうことができた。砂丘の頂上から見る360度の絶景は、砂の海が地平線まで続く壮大な光景だった。
  2. バヤンザグ(Bayanzag)
    恐竜の化石が発見された「燃える崖」。夕暮れ時、赤い砂岩が夕日を浴びて炎のように輝く様子は神秘的だった。この地の静けさと壮大な景色が心に深く刻まれた。
  3. ゴビ・オアシス(Gobi Oasis
    砂漠の中にある小さな緑地帯。地下水を利用した植物の栽培地で、ヤギや羊が草を食む穏やかな風景が広がる。砂漠の厳しさと生命力の逞しさを同時に感じた場所だった。

景色

  • 昼間の景色
    果てしなく続く砂漠の大地が、太陽の光を浴びて黄金色に輝く。遠くにはキャラバンを組むラクダがゆっくりと進む姿が見え、まるで絵画のような風景が広がっていた。
  • 夜の星空
    ゴビ砂漠の夜空は、この旅のハイライト。月明かりのない夜、空には無数の星が散りばめられ、天の川がはっきりと見えた。流れ星もいくつか目撃し、しばし言葉を忘れるほど美しい光景だった。

訪れた店舗と食事

  1. 遊牧民のゲルでの食事
    現地の遊牧民のゲル(伝統的な移動式住居)を訪れ、手作りの「ホショール(揚げ餃子)」と「スーテーツァイ(ミルクティー)」をいただいた。素朴な味ながらも心が温まる料理で、砂漠での生活の知恵を感じる一品だった。
  2. キャンプサイトのディナー
    宿泊したキャンプでは、炭火で焼かれたラム肉と新鮮な野菜のグリルを楽しんだ。夜風に吹かれながら食べる料理は特別な美味しさで、砂漠の大自然を満喫しながらの食事体験となった。

宿泊したキャンプ

ゴビ・スターライトキャンプ(Gobi Starlight Camp)
ゴビ砂漠の真ん中にある高級キャンプ施設。ゲル型の宿泊施設は快適で、砂漠の雰囲気を損なわないデザインが特徴的。夜になるとキャンプ場の灯りが控えめに灯され、星空観察に最適な環境だった。


感想

ゴビ砂漠の壮大さと静けさは、これまでの旅で味わったどの場所とも異なる特別な体験だった。昼間の果てしない砂の景色、夕暮れの燃えるような崖、そして夜空いっぱいの星々。それらすべてが非日常的な美しさを持ち、心を癒し、インスピレーションを与えてくれた。次回訪れるなら、さらに奥地の砂漠を探検し、より深いゴビの魅力を発見したいと思う。

画家 城浩史のモンゴル - ゴビ砂漠

 

城浩史のモンゴル - ガンダン寺院編

ガンダン寺院

訪問日:9月下旬


訪問した場所

  1. ミグジドジャンライ大仏
    ガンダン寺院の中心に立つ高さ26.5メートルの大仏。黄金に輝くその姿は圧巻で、穏やかな表情が訪れる人々の心を癒す。足元に立つとその壮大さに圧倒され、静かに祈りを捧げた。
  2. 法輪とマニ車
    境内に並ぶ無数のマニ車を訪問者たちがゆっくりと回していた。僧侶が「マニ車を回すことで経文を唱えたと同じ功徳を得られる」と教えてくれたのが印象的。
  3. 僧侶の修行エリア
    境内の奥にある僧侶たちの居住エリアも見学。木造の建物が並び、修行僧が祈りを捧げる姿が神聖な雰囲気を醸し出していた。訪問者にも静けさが求められるこのエリアで、心が洗われる思いだった。

景色

  • 昼間の景色
    寺院から眺めるウランバートルの街並みは、都会的な建物と草原の緑が融合した独特の風景。青空と寺院の鮮やかな装飾が美しく映えていた。
  • 夕暮れ時の景色
    境内に沈む夕日が、寺院を金色に染める瞬間は言葉を失うほどの美しさ。僧侶たちが鐘を鳴らす音が響き、心に深い感動を残した。

訪れた店舗と食事

  1. ガンダン茶屋「Lama’s Corner」
    寺院から徒歩数分の距離にある小さな茶屋。ここでいただいた「スーテーツァイ(ミルクティー)」は、程よい塩味が特徴的で、心地よい温かさを感じた。手作りの「ボールツォグ(揚げパン)」は外がカリカリ、中がもちもちで絶品。
  2. ローカルレストラン「Gandan Nomad Kitchen」
    ガンダン寺院近くの地元の人気店。ラム肉のグリルと発酵乳を使ったスープ「タラグ」を注文。ラム肉は香ばしくジューシーで、タラグの酸味がさっぱりとした後味を添えてくれた。

宿泊したホテル

テンゲリックホテル(Tengerik Hotel
ガンダン寺院から徒歩15分の位置にある中規模ホテル。部屋はシンプルながら清潔で、窓からは寺院の一部が見える。夜は寺院が静かにライトアップされ、幻想的な風景を楽しめた。朝食のビュッフェでは、地元の食材を活かした料理が提供され、特に新鮮なヨーグルトが美味しかった。


感想

ガンダン寺院は、モンゴルの信仰文化を深く感じられる特別な場所だった。昼間は観光客で賑わいながらも静謐な空気が流れ、夕方には一層神秘的な雰囲気を纏う。訪問中、地元の人々との交流を通じて、モンゴルの精神性と優しさに触れることができた。次回は僧侶による瞑想体験に参加し、さらに深くこの地の魅力を感じたい。

画家 



城浩史のモンゴル - カラコルム編

カラコルム:帝国の記憶

訪問日:10月上旬


訪問した場所

  1. カラコルム遺跡
    モンゴル帝国の首都としてチンギス・ハーンが建設を命じた都市の遺跡。現在は石碑や基盤が残るのみだが、その広大なスケールと歴史的な重みを肌で感じた。特に、帝国時代の建物の基礎が発見された場所では、かつての繁栄が想像できる。
  2. エルデネゾー寺院(Erdene Zuu Monastery)
    モンゴル初の仏教寺院で、16世紀に建設された。白い仏塔が壁を囲み、内部にはチベット仏教の美しい建築や仏像が数多く残されている。寺院に入ると、僧侶たちの読経が響き、荘厳な雰囲気に包まれた。
  3. タメルラン碑文(Kultegin Monument)
    古代突厥時代の碑文が展示されているエリア。文字が彫られた石碑が保存されており、遊牧民の文化の深さと歴史の連続性を感じさせる。

景色

  • 昼間の景色
    遺跡周辺は草原が広がり、遠くには低い山々が見える。秋の訪問時は金色の草が一面に広がり、風に揺れる姿が穏やかで美しかった。
  • 夕暮れのエルデネゾー寺院
    太陽が沈むにつれ、白い仏塔が赤く染まり始める。その姿は幻想的で、歴史と自然が調和する光景に心を奪われた。

訪れた店舗と食事

  1. 地元のゲルカフェ「Golden Steppe」
    草原の中にある小さなカフェで、モンゴルの伝統的なミートパイ「ホショール」と、「スーテーツァイ(塩味のミルクティー)」を堪能。どちらも素朴な味わいで、現地の生活に溶け込むようなひとときだった。
  2. エルデネゾー近くのレストラン「Nomadic Feast」
    名物のラム肉の煮込み料理「ホルホグ」と、地元のハーブを使ったスープを楽しんだ。調理に使われる熱した石の話を聞きながら味わう料理は格別で、遊牧民の伝統を感じた。

宿泊したホテル

カラコルム・ヘリテージロッジ(Karakorum Heritage Lodge)
遺跡に近い宿泊施設で、伝統的なゲルをモダンにアレンジした部屋に宿泊。室内は暖かく快適で、朝は鳥の声で目覚める静寂な環境だった。窓からはエルデネゾー寺院が遠くに見え、歴史と自然に囲まれる贅沢な時間を過ごした。


感想

カラコルムは、モンゴル帝国の栄華と仏教文化が交錯する特別な場所だった。遺跡を歩きながら、かつてのモンゴル帝国の力強さと文化的多様性を想像することができた。また、エルデネゾー寺院では、信仰の力がいかに人々の心に根付いているかを実感。静かな草原の中で歴史と自然の融合を感じる貴重な旅となった。次回はさらに詳しいガイドツアーに参加し、隠れた遺跡や物語をもっと知りたいと思った。

画家 



城浩史のモンゴル - オルホン渓谷編

オルホン渓谷:大草原を彩る川の物語

訪問日:9月中旬


訪問した場所

  1. オルホン川(Orkhon River)
    モンゴル最長の川で、渓谷を象徴する存在。川岸には遊牧民のゲルが点在し、羊やヤギがのんびりと草を食む風景が広がっていた。水は透き通り、浅瀬では魚が泳ぐ姿も見えた。
  2. オルホン滝(Ulaan Tsutgalan Waterfall)
    渓谷のハイライトとも言える壮大な滝。高さ20メートル、幅10メートルの水が豪快に流れ落ちる音は、自然の力強さを感じさせた。滝の近くまで歩くと、水しぶきが心地よく、虹が見えることもあった。
  3. トゥルキック記念碑群(Turkic Inscription Monuments)
    渓谷内には古代突厥時代の石碑が点在。遊牧民の文化と歴史が刻まれたこれらの碑文は、モンゴルの豊かな過去を物語る重要な遺産だと感じた。

景色

  • 昼間の景色
    渓谷全体は広大な草原に囲まれ、川がゆったりと流れる様子が見える。川沿いの木々が緑と黄色に彩られ、秋の訪問時には自然の色彩が一層鮮やかだった。
  • 夕暮れ時
    渓谷全体が黄金色に染まり、川面が夕日を反射してキラキラと輝く様子が美しかった。遊牧民が帰宅するゲルの煙が立ち上る風景は、平和でノスタルジックだった。

訪れた店舗と食事

  1. 川沿いのゲルカフェ「Nomad’s Delight」
    自然の中に溶け込むように建てられた小さなカフェ。名物の「アイルグ(発酵馬乳酒)」と一緒に、伝統的な揚げパン「ボールツォグ」を楽しんだ。シンプルな味ながら、モンゴルらしい素朴な温かさを感じた。
  2. 滝の近くのキャンプレストラン
    地元産のラム肉を使った「ホルホグ(熱した石で調理した煮込み料理)」が絶品。滝の音を聞きながら外で食べる料理は、特別な体験だった。

宿泊したホテル

オルホン・バレーキャンプ(Orkhon Valley Camp)
渓谷の中心地にあるゲル宿泊施設。夜には満天の星空が広がり、ゲルの中では暖炉の温かさが心地よかった。川の音を子守歌に眠りにつく時間は、都会では味わえない癒しのひとときだった。


感想

オルホン渓谷は、モンゴルの大自然遊牧民の生活が見事に調和した場所だった。滝の力強さ、川の穏やかさ、そして広がる草原が織りなす風景は、言葉では表しきれないほどの美しさがあった。遊牧民と触れ合い、彼らの生活の知恵や文化を学ぶこともできたこの旅は、心に深く刻まれる経験だった。次回は乗馬で渓谷を探索し、さらに大自然の中に溶け込む旅をしたいと強く思った。

画家 城浩史のモンゴル - オルホン渓谷編